
私の両親は二人とも80過ぎ。
父は50代前半の時に、心筋梗塞で入院生活3か月。この長い期間でどれだけ重い心筋梗塞だったかわかるかと思います。
当時会社員を辞めて起業したばかり。
倒れたのが病院内ということもあり、すぐに集中治療室へ。
でも今夜が峠といわれ・・・
しかし、なんとなんの後遺症もなく3か月後に退院。
この時実は父の会社関係の人に、騙されそうになっていたんです。
まさかその方は、父が助かると思っていなかったのでしょう。
元気になってから母が父に確認し、その後「もしもノート」というものを作ってくれたんです。
わかりやすいエンディングノート


もしもノート
これは文字通り、もしも何かあった時にどう残された人はすべきなのか・・・
書かれています。
最初にそれを作ったのがおそらく父が60歳過ぎた時かな?
1冊のファイルを私たちに見せて、ここになにかあったらどうするか書いてあるからと。
60歳時のもしもノート
・延命治療はしない
・葬式は家族で
・銀行
・保険
・株
・家・土地・車
などなど・・・
父が倒れた時まではすべてお金の管理は父のみ。母は全く関与していなかったのですが、これがきっかけで父から色々と話しを聞いたようです。
そしてこの時は父も会社経営していたので、その関係で税理士さんや、他の方と私を会わせてくれて、何かあったら、この方に頼んでねと・・・
所がみなさん先に旅立たれてしまって。なのですべて私がやらないとなんです。
それから10年後
70歳時のもしもノート
この時2人は家の近くの霊園に行って、自分たちのお墓を購入。
自分たちのお墓を建てたんです。それも父のデザインで。
ということでもしもノートの項目が増えました。追加されたのは
・病院で亡くなった時/家で亡くなった時
・葬儀会場への連絡
・戒名は命名済
・葬式時の写真
・市役所の届書類
・財産分与など・・・(絵画他)
60歳時より中身が濃くなってきました。
父は私達に迷惑かけたくないと、本当に細かく書いてくれています。
そのため、すでにファイルは3冊に
その間毎年変更はあるものの、こんなに増えるとさすがに私も管理できるのか・・・
いや、目を通せるのか。
80歳時のもしもノート
・パソコンのID パスワード一覧
・具体的な資産運用
これは人生。必ず終わりがくるのはわかっています。
でもなんか読むのがつらくなってきました。
しかし、両親は今をおもいっきり楽しんでいます。
最初はこのノートを見せられて離された時は、涙なくては聞けませんでした。
でも2人は一生懸命自分たちの人生を楽しみ、私達子どもの事を常に考えてくれています。
なので、私は両親に心配かけないように、一生懸命その内容を理解しています。そしてまずは私が健康でないと・・・なんですよね。
そのノートに私が先に行くことは書いていないのでね。
もし今両親がこの「もしもノート」を書いていなかったら・・・
まだ両親は健在ですが、きっとどうしていいか混乱していると思います。
身内が亡くなると、本当にすべてが走馬灯のように過ぎ、判断力が付かなくなりますよね。
少しでもその前に知識を入れておくと、違うと思います。
ざっと流れだけでも・・・
亡くなった時の手続きがわかる本


最近SNSに、故人の方の契約している携帯電話の解約ができないという話題を目にしていました。ということで
追加したもしもノート
・携帯電話契約について・・・すべて私が一任する内容を明記
(これが正しい公文書になるかはこれから確認)
こんな感じで両親のもしもノートの冊数が増え続けて・・・
先日実家に行ったら5冊になっていました。
さすがに何から見ていいかわからないと言ったのですが・・・
それは母が理解してくれていて、ファイルに順番をつけてくれていました。
*ちなみに義理の両親は90歳過ぎ。そもそも私の年齢で両方の両親が健在とは珍しいようです。ありがたいです。その義理の両親の携帯の契約は私の名義なんです。
なので、何かあってもここは問題なし。
テレビで、スマホのサブスク問題もやっていました。故人の携帯のパスワードもわからない問題前に、どんな契約をしているのか不明。こんな時どうするのか。
契約はずっと続いて、滞納・未納になってしまう。
ん?でも口座凍結したらもう引き落としはできないのでは?っといろいろと疑問が出てきます。
主なSNSでもし本人が亡くなった場合の対応
「追悼アカウント管理人」が設定でき、本人に何かあれば削除できるという仕組み。
近親者が追悼アカウントへ移行できる
・ブログ
各ブログによってさまざま
やはり残された人の事を考えると、このような準備は大事ですよね
アカウント・パスワードの保存
私はかなりのアプリを利用して、たくさんのアカウントを持っています。
パスワードも最近は何カ月ごとに変更してくださいとメッセージもでますよね。
もう、なにがなんだか・・・
っということで、私の場合、小さいノートにすべてのアカウントとパスワードなど書いています。正直落としたらアウト!
でもたまに出先で、どうしても確認したいけど、パスワードが💦
なので、基本持ち歩いています。
ノートの中身
・銀行口座・アプリなど・・・
・アカウント名
・パスワード
・コールセンターの電話
たまにパスワードをネットで管理されている方もいらっしゃるようですが、私それは怖くて。そもそもPC自体乗っ取られたらっと思うと・・・
今の時代だからこのようなネット問題も今後考えないとですよね。
この両親の作っている「もしもノート」
私も還暦すぎたら、作らないとと思っています。
でも正直親が率先して書いてくれるならいいですが、子どもから書いてとはなかなか言えないですよね。
なので、こんな本も見つけました!
両親に書いてもらうには、こんな感じのみかけ砕けた本も!

